高度金型技術者として金型に関する充分な基礎力、実践力、応用(企画)力等を養成
2020年
実践ユニット・プレス金型コース(U2Y)日程
前半部 10/12(月)~10/17(土)
後半部 10/26 (月)~10/31(土)
お申し込み締め切り日:9月18日(金)
●金型設計においてある程度の実務経験があり、次のステップを目指される方
●本金型スクールのU1基礎ユニットの受講を通じ、あるいは金型について基礎知識があり、より金型について総合的な知識を身につけようとされる方
●金型あるいは金型製図について基礎知識があり、製品設計、品質管理、金型購買・発注、技術営業に携わる方で、より金型について十分な知識を得て自らの業務能力を高めたい方
●既に金型や金型設計への基礎的知識をお持ちの方は、直接U2を受講することも可能です。
※カリキュラム上、U2設計演習において、プラスチック、プレスの両コースとも受講には、「JIS機械製図」への基礎知識お持ちであることが望ましいです。またプレスコースについては「プレス金型製図」について基礎的理解をされてご参加下さい。
※また本学金型スクールの基礎ユニット(U1X,Y)と実践コース(U2X,Y)を同一年内で受けられる方は、事前準備として資料の復習を行い、そこで疑問点があれば本講座担当者までお問合せ下さい。
U2設計・製図演習についてお知らせ
既に金型設計等に係わりのある方は、会社で手掛けられている製品等、ご自分で題材をお持ちいただき講師と検討しながら演習されることも可能です。講師達は技術的な相談に関して知り得た情報について守秘義務を負いますので安心してご相談下さい。
◆実践ユニット
プレス
コースおける
科目構成と内容
実践ユニットプレスコース(U2Y)
10/12(月)~10/13(火)(10/13はAMまで)
プレス加工の基礎
プレス加工・型技術の基礎となる材料力学、塑性変形、金属材料特性、抜き、曲げ、絞りの各加工機構、加工特性を学ぶとともに、各種プレス加工とその金型について知見を深める。
10/13(火)PM~10/14(水)
(10/14は14:50まで)
金型の摩耗、破損解析
型の破損、摩耗現象の基礎を学ぶとともに、実際に破損した型部品事例の観察をもとに、実施に即した解析技術を習得することで、高強度材料や加工複合化にも対応する型設計力、事故対応力のレベルアップを目指す。
10/14PM(水) および
10/16(金)、17日AM(土)
金型要素技術
金型材料、加工、組立、品質検査、熱処理、汎用・車用プレス材料等のプレス金型全般に関する要素技術を学び、プレス金型設計のための基礎技術を習得する。
10/15(木)
プレス機械と周辺装置
プレス機械の構造と加工精度の関係について測定データに基づき分かりやすく解説し、機械各部の見方を学ぶ。さらにプレス機械の3能力とプレス加工との関係、金型とプレス機、周辺装置との関係を学ぶ。
11/17PM(土)
プレス部品の生産設計
金型設計のための製品図の読み方とデザインレビュー、製品図の生産設計の方法およびプレス部品への熱処理、表面処理、塗装、カシメ、溶接などの後工程の概要を学ぶ。
内容
1.塑性加工と金型の係わり
2.材料力学入門
3.塑性変形と金属材料特性
4.抜き加工の基礎
5.曲げ加工の基礎
6.絞り加工の基礎
7.各種プレス加工と金型
1.最近のものつくりと型寿命
2.摩耗現象と対策の基礎
3.破損現象と破面観察の基礎
4.破損型部品の事例研究
5.型設計・製作と破損・摩耗対策
1.プレス金型材料
2.金型部品の熱処理
3.熱処理工場見学
4.金型部品の表面処理
5.金型部品加工と組立
6.汎用および自動車用プレス材料
1.プレス機械の構造特性
2.プレス機械とプレス加工
3.自動化システムと周辺装置
4.最新のプレス機械の紹介
5.プレス機仕様と金型設計の関係
1.生産設計・生産技術の考え方
2.製品図の見方
3.製品図のデザインレビュー
4.プレス部品の後工程
前半部と後半部の間が1週間空きます。
10/26(月)~10/31(土)
プレス金型設計演習
金型設計演習では演習課題に対し学んだ知識を駆使して金型設計を行う。
金型の引き合い、受注から製作・試し打ち、顧客への納入、補修等のシステム全般及び品質、コスト、製造性、メンテナンスを考慮した金型設計のあるべき姿を学びプレス部品製作の重要性を知る。
金型製作のための材料、加工方法、処理等学んだ知識を活用し、金型部品を設計する力量を育成する。
顧客仕様に基づいた金型設計を行うための構想設計について学び、プレス金型設計の基本、抜き、曲げ、絞り型夫々の内容を理解し、概要設計を行い学びを深める。自身の課題目標に合った金型の設計を行い、作品を発表する。
【基礎編】
1.プレス金型設計の基礎
2.プレス金型の基本3型の設計・製図
・抜き金型について
・曲げ金型について
・絞り金型について
【応用編】
1.製品図の設計検討
2.金型設計仕様書
3.生産設計の検討
(形状、寸法公差、加工限界、工程数)
4.生産設計成果の討議
5.金型構想設計
6.金型構造設計
7.金型部品設計(加工性、精度、経済性、納期)
8.金型構造設計討議(設計評価)
9.設計作品発表・講評
・お申込期限の時点で定員に満たない場合(5名未満の場合)開講が取りやめとなる場合があります。
・期限後のお申し込みも可能ですが、教室や機材の都合(人数オーバー)により、受講できない場合があります。