事例1:計画的な若手技術者チームの育成

 A社では、次世代を支える若手の技術者チームの育成のために、毎年1年ずつ、若手社員を中心に本講座を利用されています。

 A社はプレス加工がメインの企業様ですが、直接金型設計に(当面は)関係しない部門の若手社員にも、本講座を活用いただいています。これは『鉄は熱いうちに打て』という社長の考えによるものです(その一方、ベテラン社員は仕事を抱えており派遣しづらいという現状もあります)。同世代の若手エンジニア候補が、同じ教育を受けることで、社内での共通言語と、チームとしての連帯感・信頼感が築かれつつあります。

 A社では、今後も競争力を維持するためには、取引先へ『作りやすい部品・金型』の逆提案を目指されており、本講座の利用でこれを実現されています。

 

社内教育だけでは『知識の偏り』『教育や準備時間の不⾜』『教える側・教わる側双⽅の⽢え』から思うように効果が上がらなかった。

しかし本講座では、強制的に通常業務から離れた環境で、知識習得に没頭でき、学習効果も⾼く、社員の意識改⾰にもつながった。


事例2:小規模金型企業の後継者育成への活用

 金型企業の80%以上が社員10名以下の小規模企業ですが、後継技術者の育成は大きな問題となります。育成した技術者が会社を辞めてしまうと、会社の根幹にも関わる問題になりかねません。信頼できる後継技術者として3代目を社内教育されていましたが、基礎から設計の再確認をされるために本講座をご利用いただきました。

 本講座は、色々な地域、立場の技術者が、2週間にわたり、いわば『同じ釜の飯を食う様な間柄』として机を並べて勉強します。受講後もこうして仲良くなった『仲間』と積極的にコミュニケーションをとられ、自社に無いノウハウ等について積極的に情報交換をされています。

 

会社の中で教わりようのない要素が多数存在することに気づいた。それを活かせる/活かせないは受講生次第だが、行って得る物は確実にある


事例3:  未来を担う新入社員を次期技術者へ育成

 C社はプレス加工を主な業務とされている会社ですが、世代交代をきっかけに、金型の内製化率を高めつつあります。これは顧客からの短納期の要求へ対応する為に加え、小規模の金型専業企業の廃業が多く、金型外注先が減少しつつある為です。

 将来の設計者候補を前提として新卒社員を雇用され、初年度はU1コース、その後1年間の経験を積んでU2コースの受講と、計画的に本講座を利用していただいています。

 

高度成長期を支えたベテラン技術者が退職の時期を迎え、今後数年の間、金型企業での教育ニーズは高まるだろう。その一方、高度成長期には存在した金型設計スクールや通信講座等が現在は無くなっており、教育手段に困っていたので、本講座は大変都合が良かった。


受講生の顔ぶれ

 本講座は、初心者向けの『入門・基礎ユニット』と経験者向けの『実践ユニット』にわかれていますが(マネジメントユニット:U3は除きます)

『2コース通しで受講される方』『初心者向けコースのみの方』『経験者向けコースのみの方』の割合は、ほぼ同程度です。また、受講生の顔ぶれも未経験・新入社員から、ある程度の設計経験者まで幅広く分布しています。

 経験の差は、製図演習の時の課題等で調整し、少人数制の特色を活かし、それぞれのレベルにあった指導を行います。

 

 本講座は東京(神保町)で実施しますが、例年、遠方から泊りがけで多くの企業様が社員を派遣されます。社命を受けて2週間、仕事から離れて勉強に没頭するのは、スキルアップだけではなく高いモチベーションアップも期待できます。

 また、推奨ホテルの紹介や近隣の食事処の紹介等、2週間の出張生活でも困らないように、本講座の担当者がフォローいたします。

受講企業ヒアリングから分析する金型教育ニーズ

 日本工業大学、金型教育事業部では、受講頂いた企業様へメールや電話、訪問印ビュー等を通して、金型教育のニーズや必要な講習内容などを確認し、講座の改善に繋げています。

 上記の表の様に、本講座は、様々な背景を持つ企業から多くの受講生が机を並べて学習されており、受講生相互の刺激によるモチベーションアップが期待できます。

 

 また、多くの企業から『金型の設計だけではなく、金型を運用する際のトラブル対策等についても取り上げてほしい』という声を頂き、平成26年から『金型の磨耗と破損解析』という科目を新設しました。

金型スクール 平成29年度募集要項
H29boshuu.pdf
PDFファイル 1.8 MB
金型スクール 平成29年度申込書
H29moushikomi.pdf
PDFファイル 112.2 KB

平成29年度の講座は以下の通りです

U1コース:金型入門・基礎コース

金型入門コース

6月19日(月)~6/24日(土)

金型基礎コース

6月26日(月)~7月1日(土) 
月曜日~土曜日 9:20~18:10(90分×5コマ)
合計 60コマ

お申し込み締め切り日:5月19日(金)
U2Xコース:金型実践コース プラスチック金型向け
11月6日(月)~11月18日(土) 
月曜日~土曜日 9:20~18:10(90分×5コマ)
合計 60コマ
お申し込み締め切り日:10月6日(金)
U2Yコース:金型実践コース プレス金型向け
10月16日(月)~10月28日(土) 
月曜日~土曜日 9:20~18:10(90分×5コマ)
お申し込み締め切り日:9月15日(金)

U3コース:金型マネジメントコース

4月上旬~9月下旬

※正式には専門職大学院の29年度時間割が確定次第、アナウンスいたします。